uotani aki

2021年9月23日2 分

『お手』しかできないのには訳がある

〜お手は得意です〜

コンサル中のちょっとした一コマ

別に、飼い主さんは試しているわけではありませんが、ドッグトレーナーをしていると、こういうことがたまにあります。

要するに、『お手』はよくできるけど

『おすわり』と『伏せ』がごっちゃになっているということですね


 

あなたの愛犬はどうでしょうか?


 

「おすわり」って言ったのに伏せをしたり

その逆になることはありませんか?

これはこれで可愛いのですが

なぜ、この現象が起こるかというと

このようなワンちゃんは、音声の刺激よりも視覚の刺激で判断しているからですね。
 

 

例えば、「お手」は犬にとって比較的簡単な動作です。

それは、音声と視覚の両方が合図になっているからです。

(おやつを持っているなら、さらに”匂い”という嗅覚刺激も追加されます)

お手をする時には、

犬目線だとあなたの手が目の前にあるという状況です。

あなたは、手を出さずに愛犬に「お手」ということは、おそらく無いと思いますからね。
 

その上、「お手!」と合図が送られます。

犬は2つの合図を元にして、手の上に前脚を置けばご褒美がもらえる。

そういうシチュエーションだと、犬にとって非常に理解しやすいのです。

一方で「おすわり」や「伏せ」は

合図となる明確な刺激が少ないため、犬の思考は混乱しやすくなります。

なので、お手と同じように視覚的合図(ハンドシグナル)も加えましょう!

ハンドシグナルに否定的な見方をされるドッグトレーナーもいますが、

犬にとっては、音声+視覚の両方を合図にしてあげた方が、判断が楽になるはずです。

たしかに言葉の指示だけで、愛犬がお座りしたり、伏せをしたりできると

「かっこいい!」「お利口!」と思うかもしれませんが、

犬の訓練競技会にでるような飼い主さんでなければ、犬にとって理解しやすい教え方の方が、私は良いと思います。

なので

もし、犬に何か動作を教えたいなと思ったら、分かりやすい合図を作ってみましょう。

例えば、

お座りは、「おすわり」(音声刺激)+ 人差し指を立て上にあげる(視覚刺激)

伏せは、 「伏せ」(音声刺激)+ 人差し指で地面を指す(視覚刺激)

犬に、言葉だけで判断させて正確な動作をしてもらうには、かなりの練習が必要になります。

逆にいうと、それができる犬はかなり賢いと言えますね!
 

 

 

 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いつも読んで頂きありがとうございます!

【いいね】や【コメント】も頂けるとよりいっそう励みになります♫

他にも多数、犬に関しての記事を投稿していますので、もしよければ他の記事も覗いてみてください。(ひと記事は約3、4分で読み終えるぐらいにしています。)

あなたのドッグライフのお役に立てれば幸いです( ^∀^)

では!また!!

    380
    0