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執筆者の写真uotani aki

「あなたの犬は〇〇だから」良くならない!


「うちの犬は、頑固だから言うこと聞かない」

「うちの犬は、繊細だからトレーニングが難しい」

「うちの犬は、飼い主をバカにしてる」


あなたは愛犬に対してこのようなレッテルを貼っていないでしょうか?


レッテルを貼る】一方的に、ある評価・判断を下す(広辞苑)






犬のしつけに関しての相談を受けた際に、しばしばこのような会話が起こります。



飼主「いや〜、うちの犬ね、その辺に落ちてるもの咥えたら絶対に放さなくて困っているんですよ」


私「そうなんですね。それでそういう時はどうされているんですか?」


飼主「『だせ!』って言うてもアカンし、無理やり取ろうとすると怒るやろ。食べ物で釣っても興味持たんから、最近は咥えないように注意してる。こいつは頑固者やからな」


私「そうですか・・・頑固者なんですね。それは困りましたね(以下略)」




このような飼主さんは、犬の行動を頑固だからと言う理由で片付けてしまっています。



そして

一度、愛犬に対してそういうレッテルを貼ると

その他の行動も、同じように「頑固だから〇〇をしている」と決めつけやすくなります。



これは

問題の本質を深く考えずに、分かった気になってしまっている状態ですね。


プロ?の訓練士でさえ「この犬は頑固なので治らない」と平気で飼主さんに言う事がありますしね。



もちろん

このことは、犬だけでなく人間同士でもよく起こります。



例えば、

職場や学校などで人と会った時に、その人があなたにちゃんと挨拶をしなっかったとします。

それで「あの人は挨拶をしない失礼な人だ」というレッテルを貼ったとしましょう。




あなたは【挨拶をしない=失礼】という価値観を持っているからこそ、このようなレッテルを貼ったのでしょう。



もちろん、挨拶は大事ですし、した方がお互いに気分は良くなります。

嫌いな人でなければねw



ただ、そういうレッテルを貼って得られるものは、相手に対してのネガティブな感情だけで、考えることを放棄してしまっています。



「どうして挨拶してくれなかったんだろう?人見知りかな?緊張してたのかな?具合でも悪い?私の声が聞き取りずらかったかな?う〜ん、それなら今度会った時は、こう少しはっきりと私から先に挨拶してみようかな。」


という風に、疑問を持てば解決策も考えつきます。




先ほどの、咥えた物を放さない犬の例でみても


犬が物を口に咥えるのは、当たり前の行動ですし、「だせ」と言っても

その指示をしっかり教え込ませていなければ、犬には理解不能です。


犬だって、興味があって咥えた物を無理やり取られそうになったら、そりゃ怒りますよw

そうなれば、もっと取られないようにするでしょう。



要するに

愛犬の行動の原因は、頑固だからではなくて、あなたが口に手を突っ込んで無理やり取り出そうとするから。だから、とられないようにしっかりと咥えるようになった。


ただそれだけです。



自らの行動にフォーカスを当てずに、相手にレッテルを貼って分かった気になってしまうことは、誰にでもあります。


その方が楽だからですよね!



ですが


人も犬もそうですが「あいつは〇〇だ」とレッテルを貼ると

結局のところ困るのは、自分ではないでしょうか^ ^






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