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「前の犬は〇〇だったのに・・」一度は言ったことありませんか?


しつけ相談の時、こういうことをたまに言われます



「前の犬は、トイレすぐ覚えたのに・・・」


「前飼っていた犬は、すごく大人しかったのに・・・」



以前にイヌを飼っていて

その子を天国に見送ったあと、また新しいイヌと楽しい暮らしをしたい。

そう考えている飼い主さんから、言われることです。

わたしとしては  

「今飼っているイヌと、天国へ旅立った愛犬を比較してしまうのは、しょうがないよな」 

と思っています。

 


前のイヌが、飼い主さんの性格や生活環境にマッチしていたとしたらなおさらでしょう

そういう感情は理解しつつも

 

一方で


前のイヌはお利口で、今のイヌはどうしようもないから、プロにしつけてもらおう。

というのは、個人的にいささか心苦しくなります。

上記イラストのような発言は


おそらく「亡くなった子と同じなわけない」と心では思っていても、つい口に出してしまったのでしょう。



前のイヌと同じ犬種を飼っている方は、

なおさらその傾向が強いように感じます。

やはり、『見た目が似ているから、性格も似ているはず』と思い込んでしまうのかもしれませんね

ですが、そんなことは

今一緒に住んでいるワンコには、まったく関係がありません。






むしろ、変にレッテルを貼ることで その子を、今より理解しようとする気持ちがなくなってしまうかもしれません

人間でも、兄弟で比べられたりしたら

気分の良いものではないですよね?

お兄ちゃんは、勉強もできてスポーツもできるのに、弟はどうして漫画ばっかり読んでるのかしら


といった具合にね。

お兄ちゃんは、勉強やスポーツができるかもしれませんが、絵は下手かもしれません。


弟は、感性が鋭く芸術タイプで、まだその能力を発揮できる環境にいないだけかもしれませんよね

みーーんな


それぞれ、持ち味は違うのです。

 

前に飼っていた愛犬が、大人しくて飼いやすかったのは、たまたまです。