今回は、イヌのお話ではなくて、またまたわたしの仕事観についてです。
学びはありませんので息抜き程度に読んでくださいw
「なぜドッグホテルという仕事をしているのか?」についてです。
20年ほど経った今でも鮮明に覚えていることがあります。
私が小学生の時に飼っていたダックスフントを、個人経営のペットホテルに預けたことがあって、迎えに行くのが5分遅れたため、まるまる一泊料金をプラスで請求されてしまったことがあります。
それに対して、しぶしぶお代を払っていた父親の姿。
しぶしぶだったのは「すみません、渋滞にハマってお迎えが遅れそうです」と事前に電話をしていたからです。
お店の人からしたら「早くお返しして閉店作業したいのに、困ったな」と思っていたかもしれませんね。
ですがその後、そのペットホテルを利用することはありませんでした。
「遅刻する方が悪いだろー」とか「初めからそういうルールなんだから仕方ないんじゃないの」といった意見もあるでしょう。
しかし、子供ながらに見た、その時の父親の悔しそうな、納得いかないというような顔は、20年経った今でも覚えています。
「5分超えただけで、1泊分取られるんかぁ・・・きびしっ」
わたしが小学生の時に抱いた、ペットホテルの印象でした。
なので、わたしが預かる立場になった時「そういうことはしないでおこう」と決めています。
融通のきくドッグホテル
ドッグハウス〜悠〜は、お迎えに来ていただく時間を【午後10時】まで可能にしています。
というのも、少しでも長い間、お出かけを楽しんで欲しいなという思いからです。
イヌを預けることができる場所(ペットサロンや動物病院)は、営業時間内の午後6時〜8時までに迎えにいかなければいけません。
ですがそれだと、昼過ぎには旅行先から帰らなければならず
「お迎えに間に合わない!」と焦ってしまうのも事故のもとになるかもしれません。
また、営業時間内に間に合わなければ、翌朝まで引き取りできず、プラス1泊分請求されることも多いようです(そりゃ焦るでしょうね)
なので、わたしは
例えば、渋滞や飛行機の遅れでお返しが午後10時に間に合わなくて、午後11時になってしまってもお迎えに来て頂いてます。もちろん、プラスで1泊分頂くということはしません。
預かっているワンちゃんからしたら、少しでも早く家族に会いたいと思っているでしょう。
この融通の効きやすさが、個人ペットホテルの強みだと思っています。
(融通利かせすぎて、お客さんがわがままになってしまうかもw)
預かっている様子も、動画や写真で送らせていただくようにしています。
1番の目的は、それを見た飼い主さんに安心していただくことですが
「あはは、ポチちゃん楽しそうに他の犬と遊んでるw」という具合に、普段とは違った愛犬の姿を見て楽しんでもらえたらなと思っています(°▽°)
「イヌをホテルに預けるなんてかわいそう・・」
「イヌも家族なんだから一緒に連れて行ったらいのに・・」
そういう意見もあると思います。
しかし
わたしは、ドッグホテルがイヌとの暮らしの選択肢の一つになればと考えています。
連れて行きたくても、どうしても連れて行けないこともあります。
わたしにも愛犬がいますが、安心して預けるところがなくて、外出は諦めることがあります。イヌを飼うには、そういうことも覚悟しないといけないなと思いつつも
やはり、自分の時間や経験も大事ではないでしょうか。
なので、わたしと同じように困っている方がいれば、快くお預かりしたいと考えています。
他で断られてしまったような噛み癖のある子も預かるようにしています。
そのための知識と経験と技術を積んできたのですから!
もちろん、預けられたワンコは不安になることもあります。
不安を少しでも減らせてあげられるように努力はしています。
例えば、有酸素運動や匂い嗅ぎは、イヌをリラックスさせるのでお散歩に連れていってあげたり、一緒に寝てあげたり、他のイヌが苦手なら個室を用意してあげたりです。
そうすると、寂しくて吠えていたワンコも落ち着いてくれるようになります。
なにも努力せずに「このイヌは吠えるのでお預かりできません」と言ってしまうような店にはしたくありません。
わたしは、小学生の頃の経験があったからドッグホテルを始めたわけではありません。正直言ってたまたまですね。
ですが、その当時に抱いた感情は今も残っています。
そしてそれは、間違いなく、わたしの【現在の預かりスタンス】の元になっています。
「もっと、こういう個人ドッグホテルが増えてくれたら良いな」と考えています。
もし、この記事を読んで頂いてる方で
「ドッグホテル業してみたいけど不安だな・・・」という方がいましたら、遠慮なくご相談ください!なにかアドバイスできることがあると思います^_^
以上のように
こういう考えで、わたしはドッグホテルマンとして仕事をしています。
現在、外出自粛モードの世の中ですが、また元の生活に戻れるようになった際には
ぜひご利用をお持ちしています。(宣伝っぽくなってしまったw)
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