犬育ての基本はアメとアメなし
犬育てのアドバイスをさせて頂く際
わたしが、よく言うのが
『イヌを叱ったり怒る必要なんてありませんよ』です
こう言うと、わりと多くの飼い主さんに、怪訝な顔をされ
「やっぱり、叱ることは必要だと思うですけど…」と言われてしまいますw
まぁ、
実をいうと、わたしもよくイヌを叱っていました。
ドッグトレーナー歴が浅い時は(今も浅いけどw)
基本、叱ったり怒ったりして、なんとかイヌの行動を変えようとしていました。
でも、うまくいくのは最初だけ。
だんだんと効果がなくなってくるんです。
人で例えると
スピード違反で捕まったら、しばらくは法定速度を守るけど、またすぐスピード違反で捕まるって感じ。
罰の機能は一時的なんですよ。
でも、一時的に一瞬で効果がでるから、中毒みたいになって、みんな罰を使いたがるんです。
だから、イヌを叱ったり怒ったりして行動を変えようとするんですね。
でも、正直疲れませんか?
わたしは、よく疲れていました。
「あ〜もう!わからん!」って自暴自棄にもなってました。
一度罰を使いだすと、上手くいかない時に、もっと罰を強くしなきゃ!となるからです。
人の子どもの場合
叱られて育ったこどもは、人を信用できなくなり、自信を失いやすくなるといいます。
さらには、叱られ続けて育つと、優しくされることに居心地の悪さを覚えるため
無意識に叱られる行動をとるようになり、負のループに陥ってしまうこともあるようです。
この現象は、イヌにも起こり得ます。
こちらも参考にしてください⬇️
https://www.doghouse-yuu.com/post/なぜ、あえて『叱られること』を繰り返すイヌがいるのか?
かといって
なにしても、叱らずにだまって許したら良いのか?
というと
それは、違います。
叱ることで、イヌの行動を変えようとするのではなく、報酬を与えないことで、行動を変えるべきなのです。
つまり
"アメとムチ"
ではなくて
"アメとアメなし"
という接し方が大事になってきます

イヌが良い行動をみせたら、ご褒美をあげて
その行動頻度を増やしていき
逆に
してほしくない行動をした時は、その行動の報酬が何なのかを考え(←これ大事)
それを発生させないようにする。
もちろん、この方法で全ての行動がよくなるわけではありません。
行動の初期であれば、比較的上手くいきますが
長年学習された行動に対しては、この方法だけでは難しいでしょう。
とはいえ
基本的には、イヌのしつけに関しては
この【アメとアメなし】で良いと、わたしは思っています。
そして、意外と人にも使えますよ
例えば、
ご飯の用意ができて、子どもを呼んでいるのに、なかなか食卓テーブルにつかない。ずっとゲームしてる。
そんな時に
「ご飯できたって言ってるでしょ!ゲームやめなさい!」と叱るよりも
放っておいて
冷めたご飯を食べてもらったら良いのです
お母さん的には、せっかく作ったご飯が冷めてしまうのは心苦しいと思います。
ですが、これを数回繰り返すことで
一回「ご飯できたよー」と言うだけで、すばやく
テーブルに着くようになるでしょう
ぜひ『アメとアメなし』をマスターして
叱らずに相手の行動を変えてみましょう
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