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執筆者の写真uotani aki

実録![犬の訓練所]のトレーニング方法

更新日:2020年1月27日

こんにちは!悠さんです


ここ最近のドッグトレーニング業界には、褒めてしつけをしましょう!


という流れが多くなってきています。


私も、褒めてトレーニングをすることには、もちろん賛成しています。


間違えてことを叱って、それが起こる頻度を下げるより


正しいことを褒めて、それが繰り返し起こるようにする方が、どちらにとっても素晴らしいものになりますね





そういうトレーニング論が広まれば良いと思いますが・・


「いやいや、なにを甘っちょろいことをいうとんねん!叱ることも必要だろぅ」という意見をお持ちの方もいます。


それが間違えであるということはありませんが、私自身が訓練所時代に経験したことを考えると、叱ることはとても難しいのです。



今、私がトレーニングするとき、何かを教えようとするときには犬を叱ることはなくなりました。


しかし、訓練所を卒業したぐらいの時には、けっこう犬を叱っていました。

(いま思うと犬には申し訳なくおもいます)


私が、はじめて訓練所に脚を運んだとき、訓練所の犬を触らせてもらうことができました。


その時の犬がとてつもなく賢く、従順で、はじめて会った私が発するコマンドはなんなくこなし、ずっと横にピッタリとついて歩いてきてくれます。


『トレーニングをされた犬はこんなにも素晴らしいのか!?』と感動したものです


それは、一種の洗脳とでも言いましょうか


その犬の訓練している姿を見ることなく、訓練士をすごいと思うことが出来てしまいます。



ところが、いざ入所すると・・



そのトレーニングの仕方は、とげとげの付いたピンチカラーやチョークチェーン、さらには、電気首輪などを用いた方法でした。

(勉強不足の私は、これらの道具を使うことで、自分の犬の攻撃性を高めてしまいました)




オヤツやボールも併用して使いましたが、


怖いとおもうのは、その方法が正しいと教え込まれた私は、疑いを持つことなく幾度となく実行していたということです。


もちろん、これらの道具は上手に使えばとても効果があり、数時間、数日で犬の行動を変えることが出来ます。


ただし、人がそれらを上手に扱えるようになるにもトレーニングが必要なのは言うまでもなく、ましてや一般に飼い主さんではとうてい時間が足りないとおもいます。


人がその道具を扱えるようになるためには、トレーニングの過程で苦しむ犬がいるということ。


これは、つらいことですね。



ドッグトレーナーはプロとして犬を扱うことになるので、所長の生徒に対する指導にも熱が入ります。

1日でも速く、適切な叱るタイミング・褒めるタイミングなどを学ばなければいけませんからね


私は、何度も何度も叱られました・・(^^;)



犬を叩いたり蹴ったりするなどの体罰はありませんでしたが、犬の悲鳴が聞こえることもありました。



今では、そまざまなトレーニング方法があることを知りました。


当時を振り返ると『どうしてあんなことをしていたのだろう・・?』という思いがよぎります。

その時は、それが正義でしたからね


たとえ、トレーニングの方法が犬に不快なことをするとしても、結果的に良くなればそれで良いのでしょうか?



・・最後に良かったことを書きましょう!



訓練所時代の最大の財産は


『本気で咬んでくる犬』を多数扱うことが出来たことです。


それはそれは神経をすり減らして集中してトレーニングしていましたが





「飼い主さんはこんな状態の犬と一緒に暮らしていたのか・・・ゴクリ」と思いましたね


実際に、なんども咬まれました。痛くてたまりませんでしたね


今ではこの経験は、【犬の気持ちを理解しよう】という原動力となっています。










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