あなたは、犬と暮らしている中で
彼らの目線の高さを気にしたことはありますか?^ - ^
頭では、犬と人間の目線の高さは違うって事を理解していても、
両者の関係のなかで、高さの違いはさまざまな問題を引き起こします。
例えば、犬の散歩中の匂い嗅ぎ問題で考えてみましょう。
犬と外を散歩しているとき、わたしたちが見ている景色と犬たちが見ている景色は違います。
犬の平均的な体高はわたしたちの半分以下であって、わたしたちよりも地面の近くを歩いていますよね。
これは当たり前のようで、以外と見過ごされている重要なことです。
このことを頭に入れておかないと、愛犬の行動にイライラすることになるでしょう。
ちなみに、以前のわたしは、犬の目線の高さなど気にしていませんでした。
ただ普通に散歩していたのです。
わたしの愛犬は匂い嗅ぎが酷く(オスだったからメス犬の匂いにはとくに敏感!)、何か気になる匂いを感知したら、急にダッ!っとリードを強く引っ張るので肩がガっ!っとなってしんどかったのです。
それが嫌で、リードを使って匂い嗅ぎをさせないようにしていました。
その後、犬の事を勉強するにつれて
「この散歩は彼のための散歩なんだから、もっと犬目線で散歩させてあげよう」
という考えに変わっていったのです。
それからは、匂いを嗅いでる時は邪魔しないようにして、気が済むまで嗅がせてあげるようにしました。
電柱のそばで、2、3分ぐらいジッとしていることはザラにありますね。
2、3分嗅いだら次の電柱へ、また2、3分嗅いだら次の電柱へ・・
ひたすら公園の中をウロウロすることもあります。
全然歩いてませんw
そんな時には
「そんなに興味がある匂いなんだな〜メス犬かい?w」と思うようにしている( ̄▽ ̄)
ただし、人様の家の前で、ずっとクンクンされるのはバツが悪いので、そういう時には「さあ、行くで!」(匂い嗅ぎ終了の合図)と言って散歩を続けるようにしていた。
なるべく犬の行きたい方について行くようにしていると
面白いことに、そのうち「あそこの匂い嗅ぎたいんやろ?わかるで」となってくるのです。
そうしたら、引っ張られる前に、その匂いの場所へ連れて行ったあげることができます。
そんな散歩の仕方を続けていると、うちの子の「急にリードを引っ張る行動」がだんだんと減っていくように感じられました。
その時には
「ああ、いかに自分勝手な散歩をしていたんだろうか・・・たいしてトレーニングなんかしなくても、犬目線で考えるようにしたら変わるもんだな」と思いましたね。
■犬の高さから見る世界とは?
わたしたちは、街中を歩いている時「あの建物たっかいな〜!」とか「このお店の外観可愛い♫」とか思いますよね。
しかし、犬は街中のビルの高さや店の外観など、全く気にしません。
彼らは基本、下しか意識してません。
わたしたちには分かりづらいですが、地面に近い世界とは、匂いの強い世界なのです。
匂いは地面に留まり、沈滞するからですね。
一方、空中では撒き散らされて、匂いは四方に発散してしていきます。
私たちが、空気中にただよっている匂いを嗅いで感じることは、たいていそれが良い匂いか・悪い匂いかであって、さほど重要ではありません。
キンモクセイの匂いや、夕飯時の家から漏れる焼き魚の匂いに魅了されることはあってもね。
匂いは分子です。
その分子をとらえるために、人間の鼻にはおよそ600万の嗅覚受容体がありますが、
牧羊犬は二億以上、ビーグルは三億以上!
彼らは、それだけ匂いに敏感な上に、さらに匂いの強い地面近くを歩いているのです。
そりゃあ!匂い嗅ぐなと言う方が無理でしょう!
■まとめ
わたしたちは犬と一緒に暮らしているが、見ている景色は違うのです。
平均的な犬の目線の高さは、人間の半分以下で、彼らは人間よりも地面に近い生活をしている。
匂いは地面に留まり沈滞しているので、犬は、私たちの世界よりも匂いの強い世界を生きています。
この事を理解しているかどうかで、犬にたいする接し方が変わってくる。
犬の問題行動は、犬への理解なくして解決しません。
なので、犬の問題行動をトレーニングでなんとかする前に「犬が世界をどう見ているか?」を考える。
そしてまずは、犬を変えようとするんじゃなくて犬に対する理解を深める。
そのためには、犬の目線になって考えてみる必要がある。
そういうことですね(^^)
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