
大好きな愛犬との生活で行われている習慣によって、知らず知らずのうちに愛犬に悪影響を与えてたり、良い影響を与えるケースはよくあります。
今回は犬に良い影響を与えやすい『日々の習慣』を3つご紹介します。
1: 散歩

犬を飼っている人の中には、愛犬を散歩に連れて行かず室内だけで生活させている人もいることと思います。
ペットショップで犬を購入する際に「小型犬なので、お散歩は週に2回ぐらいでも平気ですよ」というセールストークを受けた方もいるそうです。
たしかに、愛玩犬として飼われていた歴史を持つ小型犬の場合は室内で生活させているだけで毎日の運動量を確保できる場合もありますが、散歩に連れて行かないというのは、犬にさまざまな悪影響をおよぼします。
かといって
「15分ほど近所を歩いて、排泄が終わったらさっさと家にかえる」
これでは良い散歩習慣とはいえません。
犬にとって、雨上がりの空気の匂い、土や草木の匂い、他犬の匂いを嗅ぐことは
『気分転換』や『ストレス発散』になります。
また、家庭内にいる犬が、他者(他犬)と交流する数少ない機会となります。
子犬のうちから、そのような機会を作ってあげることで、『社会性や社交性の育成』をすることができます。
散歩に行かず室内だけで生活させているとこれらの効果を得られにくくなりますし、生活がマンネリ化してしまって慢性的にストレスを溜め込みやすくなってしまいます。
結果として、
攻撃性が高くなる、過剰に吠える、神経質や怖がりになるなど、問題が生じる可能性が高くなってしまいます。
実際に、家の中で問題が多い犬の特徴として、散歩の時間と回数がとにかく少ないことが多いのです。
1日1回15分〜20分では、とうてい犬が満足できる量ではありません。
足腰の弱い老犬ならば良いですが、若犬の場合は、1日2回1時間以上は必要です。
「さすがにそんなに歩くのはしんどい・・」という方もいると思います。
ですが大丈夫です。
なにも、ずっと歩き続ける必要はありません。
公園の草木の匂いをひたすら嗅がせてあげたり、ベンチで座って周りの風景を見させてあげるだけでも、良い刺激になりますからね。
一部、「散歩を習慣にすると、犬がその時間を覚えてさいそくして吠えるようになる、だから散歩は習慣にしない方が良い」という意見がありますが
これは、”散歩にいく時間を一定にしない方が良い”というだけですので注意が必要ですね。
2: 遊び

犬と遊ぶ習慣を作ることは、とても重要です。
特に若犬(1〜3歳)までは、基本的に遊ぶことが大好きです。
そして、大事なことは犬同士ではなく、”人”と遊ぶこと
遊びは、人とのルールを学ぶ絶好の機会なのです。
例えば
”おもちゃで遊んでいる最中に興奮してあなたの手を噛んでしまい、あなたが遊んでくれなくなる”とします。
手を噛むというのはルール違反なので、遊びは中断されます。
もっと遊んで欲しいと考える犬は、興奮しすぎないように、だんだんと感情のコントロールが上手になってきます。
衝動的になりずらくなることは、犬との暮らしのさまざまなシーンで良い影響を与えます。
例えば、散歩に行く前や餌をもらう前に、落ち着いていられるようになるでしょう。
また、遊びは犬の本能的な行動を発揮させてあげる機会にもなります。
ボールやおもちゃを投げると、犬がそれを追いかけるのは、狩猟本能によるものです。
それを犬はブンブンとふりまわす。咥えているおもちゃを掴むと引っ張り合いになる。これらも同様です。
全て狩猟行動の一部なのです。
このような本能的な行動欲求を満たしてあげることは、心の安定に繋がります。
3: トレーニング

トレーニングを行う習慣も大事です。
叱る、怒鳴るなどの罰を用いたトレーニング方法は、犬に悪影響となりますのでやらない方が良いですが、一方で、ご褒美ベースのトレーニング方法であれば、飼い主との絆をより深いものにしてくれます。
トレーニングというのは吠え癖や噛み癖など”いわゆる問題行動をやめさせること”とは、また別です。
言うなれば、「おすわり」「ふせ」「待て」「おて」「ゴロン」「ハウス」など
”芸”を教えることです。
もちろん無理やりやらせようとしたり、いきなり難しいことに挑戦させると
犬はなかなかご褒美が得られないので、早々に飽きてしまいます。
スモールステップで、毎日ちょっとずつ教えてあげる方が学習効率も高く
犬は喜んでトレーニングに参加してくれるハズです。
「スモールステップと言ったってなにから始めたら良いかわからない」という方は
ドッグトレーナーに教わったり、ユーチューブに上がっている動画を参考にしてみてもいいかもしれませんね。
芸を完璧にさせることを目的とせず、愛犬とのコミュニケーションの一環として
トレーニングの時間を毎日のほんのちょっとの習慣にしてみましょう。
その習慣が積もれば、愛犬の「あなたに対しての信頼貯金」が増えていきます。
最初のうちは変化に気付きにくいのですが、続けていくことで
トレーニング中以外でも、言うことをよく聞くようになってくれたり、唸ったりすることも減るようになります。
まとめ

犬が問題を起こすようになるのは、少なからず毎日の習慣が影響しています。
散歩に行かない、遊ばない、トレーニングをしないというのも、あなたの習慣です。
逆に、問題行動のある犬でも、良い習慣を取り入れていくだけで、自然と問題行動をしなくなる可能性があるのです。
もちろん新しい習慣を作るのは、最初は大変です。
というのも、人間は新しいことを習慣化できるようになるまで、3ヶ月ほどかかると言われています。
ほとんどの人は、その間にやめてしまいます。
3ヶ月を超えると、それをすることが苦ではなくなるので「まずはとりあえず3ヶ月!」を目指してみてはいかがでしょうか?( ´∀`)
少しずつ日々の習慣を改善していって、愛犬がいつも楽しく、犬らしい生活を送れるようにしてあげたいものですね。
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では!また!!
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