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犬の保育園メリット・デメリット

執筆者の写真: uotani akiuotani aki

あなたがお住まいの地域に、犬の保育園はありますか?




犬の保育園(幼稚園とも言います)とは、簡単に説明すると

飼い主さんから犬を日中お預かりして、他の犬との交流やしつけをしてくれる場所です。


最近はそのような施設が増えてきているとはいえ、まだまだ馴染みがなく

「興味はあるけど他の犬と仲良くできるか心配」「知り合いに利用してる人もいないし、よくわからない」そのように思っている方も多いことでしょう。



犬の保育園は、ただ単にケージに入れておくような預かりとは違います。

犬にとっての学びの場所です。


群れを作る社会性動物である犬は、他犬・他人とのコミニケーションの仕方を勉強する機会が必要です。コミュニケーションを勉強する機会があまりないと、相手の意図が分からず他人や他犬を極度に怖がるようになることが多く、それが原因で「吠え」や「攻撃行動」を引き起こす場合があるからです。


そして、他にもさなざまなメリットがあります。



犬の保育園のメリット


犬を保育園に預けることの最大のメリットは、飼い主さんが休めることです。


犬の世話、特に若い犬の世話はとにかく大変です。

例えば、1日に必要な運動量が多い犬種(牧羊犬種、テリア犬種など)は、毎日の散歩だけでは足りず家の中で暴れ回ることもあります。


また、飼い主さんが仕事をしていて留守番が長かったりするような犬は、欲求不満から

人間にとって都合の悪い行動(吠える、噛みつく、家具の破壊、家の中での排泄など)を頻繁にするようにもなります。


飼い主さんの犬育てストレスがたまると、それはもちろん犬にも良くない影響を及ぼすことになります。

最悪の場合『犬が欲求不満で粗相をする ➡︎ 飼い主がイライラする ➡︎ 犬も不安になりイライラしやすくなり粗相が増える ➡︎ 飼い主イライラする』という負のループが発生してしまうこともあります。


そこでいったん保育園に預けることで、飼い主さんは犬育てからいっとき開放されるだけでなく、保育園で犬の欲求を満たすことだできれば、家の中での粗相が減ることも期待できます。


その他のメリットには以下のようなことがあります。


●家族以外の人と遊んでもらうことで、他の人を好きになってもらう社会化ができる。

●年上の犬と接することで、犬のコミニケーションスキルが高まる。

●飼い主さんが家で困っているなと感じていること、その行動を解決できるようなキュウー(合図)や動作を楽しく教える基礎づくりができる。

●問題行動の芽が育っていないか確認できる。(*犬種によってはでやすい行動があります。そのため「もしかしたら先々こういうトラブルが起きるかもしれないのでその芽が出ていないかを見て、もし出ていたら育たないようにアドバイスをしておこう」ということが可能になります。)

●飼い主に対しての依存を減らすことができる。


このように、犬の保育園には様々なメリットがあります。


一方でデメリットがないわけではありません。



犬の保育園のデメリット


残念ながら、犬の保育園に預けるだけでは、現在起こっている行動の問題は解決できません。

なぜなら、問題行動の本質は家庭の中にあるからです。

愛犬がストレス状態の時にどのように対処したらよいか?また、どんな合図をどんな時にかけてあげたら良いか?そのような練習が必要になります。

それをしようとおもったら、やはり飼い主さんと愛犬が一緒になって勉強する必要があります。

これは、プライベートレッスンやしつけ教室で飼い主さんが身につけなければいけないスキルの一つです。


また、なかには他犬との遊びが楽しすぎて、散歩中に他犬を見ると興奮する犬もいます。

犬が4歳5歳以上の成犬になってからでは、保育園という環境にはあまり馴染めず逆に良くないストレスになってしまうこともあります。


数は少ないと思いますが、保育園のスタッフのしつけ方や飼い主さんへの指導方法が良くなかったがために、犬が臆病になってしまったなどという事例も耳にします。

なので、値段や店のホームページの印象には頼らずに、見学することをおすすめします。



まとめ


いかがだったでしょうか?

犬の保育園(幼稚園)は、犬が人の社会で安心安全に暮らすための手助けをしてくれます。

また、日常ではあまりできない他犬との交流を通じて、犬に自信を付けさせてあげることができます。


一方で、保育園に預けるだけは、犬の行動問題を全て解決することはできません。

それぞれのメリット・デメリットを考量して、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?^^









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