甘噛みは止めさせるべきか?
甘噛み
子犬を飼い始めて、真っ先に飼い主の頭を悩ませる行動の一つです
子犬のしつけ相談の中でもダントツで多いのが
この甘噛み
主に人の手や体にたいして、ハグハグしてくる行動なのですが
これがまた痛い!

子犬の歯は、シャー芯のように細く尖っているせいで、人の皮膚では痛くて耐えられません
成犬達も嫌がるので、犬も痛いのかもしれませんね
ですが、歯が鋭く尖っていることによって、
子犬は噛む力加減を学ぶことができるのです。
【甘噛みはコミュニケーション能力の発達に欠かせない】
子犬は遊ぶのが大好きです
群れの仲間との遊びは、心身の発達、絆の深まり、狩猟の練習など、生きていく上で多くのメリットをもたらします。
犬同士の遊びには、「相手と噛み合って遊ぶ」プロレスごっこのような遊びもあります
ですが、歯が鋭いので顎の筋力が発達していなくても、相手を不快にさせてしまうことも多く
嫌がった相手は、逃げていくか、反撃してきます
ただ遊びたかった子犬にとってメリットがありませんね
「どうしたら、相手に不快な思いをさせずに、遊んでもらえるかな?」と考え。
噛む力加減を学習していきます
そうすることで、子犬は仲間に嫌がられることなく遊びに興じることができるようになります。
【脈々と受け継がれてきた】
この一連の学習過程は
犬の祖先が、群れを形成して生きてきた証の一つと考えられています。
