イヌにとって「遊び」は心身の健康・発達のために欠かせない要素です。
一方で「生きるためには必ず必要」ということもないので、あまり気にしない方がいたり
そもそも”遊び方がわからない”という方もいます。
いや〜。実にもったいない!
そこで今回は
「どうやって遊んだら良いの?」
「うちの犬、遊ぼうとしてもすぐ飽きてしまう」
とお考えの方に、少しでも愛犬と楽しく遊んでもらうための内容をご紹介します(⌒▽⌒)
■そもそもイヌにとって遊びってなに?
元来、イヌ科動物は生きるために狩りをして生活してきましたが
現代のように人と暮らすようになったイエイヌは、毎朝・夕2回に食べ物がきちんと得られる環境となりました。
そうなると、食べ物を得るための狩りは不要になります。
「狩り」そのものは不要になりましたが、その行動レパートリーは、まだイヌの中に備わっています。
それは「探す」「追いかける」「咥える」「捕まえる」「戦う」「仕留める」です。
イヌにとって遊びとは、いわばこの「狩りの行動レパートリーのシミュレーションをしている」ようなものです。
イヌにおもちゃを投げると、ダーっと走っていき、咥えます。
そのあと、おもちゃをブンブン振り回して仕留めます。
そして最終的に、中のわたを出したり、破ったりして破壊します。
飼い主さんから「うちの子、おもちゃを投げたら持ってこないで、その場で咥えて遊ぶんです」ということをよく聞きますが、それもそのはず。
獲物を仕留めて食べるまでが、イヌ本来の行動レパートリーの完結なのですから。
飼い主に持っていくなんて、本当は不自然なのです。
■おもちゃを探させてみよう
狩りの行動レパートリーである「探す」「追いかける」「咥える」「捕まえる」「戦う」「仕留める」の中で、家庭犬にもっとも必要なのは
「探す」という行動です。
つまり、嗅覚を使わせてあげることです。
ほとんどの飼い主さんは、
遊びのレパートリーが『ボールやおもちゃを投げて取ってこさせるか』・『おもちゃで引っ張りっこする』の2択になっている気がします。
要するに「追いかける」「捕まえる」「戦う」しかしていないのです。
おもちゃを投げて遊ぶのも良いのですが、必要以上にイヌを刺激し過ぎてしまうと
興奮して周りが見えず、怪我をする可能性もあります。
また、「ボール投げても走っていくだけですぐどこかに行ってしまう」のは、遊び方に問題があるからです。
要するに「つまらないなぁ」と思われているのです。
(犬をやる気にさせる遊び方は、次回ご紹介しますね。)
それならば、木の裏や藪の中に隠したりや、背の高い草でおもちゃを見えないようにして
愛犬に探させるというのはいかがでしょうか?^_^
わたしが、この遊びをする時には
まず、イヌを木に繋いでおいて、おもちゃを隠しに行きます。
その後イヌのそばに戻り、長紐に変えて「サーチ!」と号令をかけて探してもらいます。
家の中なら、イヌを他の部屋に移動させて、その隙に布団の中などにおもちゃを隠して
「サーチ!」で探させても良いですね♪
イヌは、一生懸命に嗅覚を使っておもちゃ(獲物)を探し、見つけたらそれを咥えて
上機嫌に見せつけてくること間違いなしです!
嗅覚に頼って探すというのは、
「追いかける」「咥える」「捕まえる」「戦う」「仕留める」のどれよりも集中力が必要となります。
そのため、頭に”良い疲れ”を与えることができるのです。
わたしたちも、集中して勉強した時など、体は疲れていなくても、脳は疲労していますよね。
たくさん運動することで犬を疲れさせ、落ち着いてもらおうと考える
飼い主さんも多いです。
しかし、激しい運動や遊びというのは、ときに犬を興奮させすぎてしまいます。
それが慢性的になると中毒のようになり、逆に疲れしらずのアクティブドッグ
になる可能性がありますので気をつけましょう!
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他にも多数、犬に関しての記事を投稿していますので、もしよければ他の記事も覗いてみてください。(ひと記事は約3、4分で読み終えるぐらいにしています。)
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では!また!!
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