uotani aki

2021年7月22日4 分

落ち着いたイヌにしたいなら『工夫した遊び』をすること

イヌにとって「遊び」は心身の健康・発達のために欠かせない要素です。

一方で「生きるためには必ず必要」ということもないので、あまり気にしない方がいたり

そもそも”遊び方がわからない”という方もいます。

いや〜。実にもったいない!

そこで今回は

「どうやって遊んだら良いの?」

「うちの犬、遊ぼうとしてもすぐ飽きてしまう」

とお考えの方に、少しでも愛犬と楽しく遊んでもらうための内容をご紹介します(⌒▽⌒)

■そもそもイヌにとって遊びってなに?

元来、イヌ科動物は生きるために狩りをして生活してきましたが

現代のように人と暮らすようになったイエイヌは、毎朝・夕2回に食べ物がきちんと得られる環境となりました。

そうなると、食べ物を得るための狩りは不要になります。

「狩り」そのものは不要になりましたが、その行動レパートリーは、まだイヌの中に備わっています。

それは「探す」「追いかける」「咥える」「捕まえる」「戦う」「仕留める」です。

イヌにとって遊びとは、いわばこの「狩りの行動レパートリーのシミュレーションをしている」ようなものです。

イヌにおもちゃを投げると、ダーっと走っていき、咥えます。

そのあと、おもちゃをブンブン振り回して仕留めます。

そして最終的に、中のわたを出したり、破ったりして破壊します。

飼い主さんから「うちの子、おもちゃを投げたら持ってこないで、その場で咥えて遊ぶんです」ということをよく聞きますが、それもそのはず。

獲物を仕留めて食べるまでが、イヌ本来の行動レパートリーの完結なのですから。

飼い主に持っていくなんて、本当は不自然なのです。

■おもちゃを探させてみよう

狩りの行動レパートリーである「探す」「追いかける」「咥える」「捕まえる」「戦う」「仕留める」の中で、家庭犬にもっとも必要なのは

「探す」という行動です。

つまり、嗅覚を使わせてあげることです。

ほとんどの飼い主さんは、

遊びのレパートリーが『ボールやおもちゃを投げて取ってこさせるか』・『おもちゃで引っ張りっこする』の2択になっている気がします。

要するに「追いかける」「捕まえる」「戦う」しかしていないのです。

おもちゃを投げて遊ぶのも良いのですが、必要以上にイヌを刺激し過ぎてしまうと

興奮して周りが見えず、怪我をする可能性もあります。

また、「ボール投げても走っていくだけですぐどこかに行ってしまう」のは、遊び方に問題があるからです。

要するに「つまらないなぁ」と思われているのです。

(犬をやる気にさせる遊び方は、次回ご紹介しますね。)

それならば、木の裏や藪の中に隠したりや、背の高い草でおもちゃを見えないようにして

愛犬に探させるというのはいかがでしょうか?^_^

わたしが、この遊びをする時には

まず、イヌを木に繋いでおいて、おもちゃを隠しに行きます。

その後イヌのそばに戻り、長紐に変えて「サーチ!」と号令をかけて探してもらいます。

家の中なら、イヌを他の部屋に移動させて、その隙に布団の中などにおもちゃを隠して

「サーチ!」で探させても良いですね♪

イヌは、一生懸命に嗅覚を使っておもちゃ(獲物)を探し、見つけたらそれを咥えて

上機嫌に見せつけてくること間違いなしです!

嗅覚に頼って探すというのは、

「追いかける」「咥える」「捕まえる」「戦う」「仕留める」のどれよりも集中力が必要となります。

そのため、頭に”良い疲れ”を与えることができるのです。

わたしたちも、集中して勉強した時など、体は疲れていなくても、脳は疲労していますよね。

たくさん運動することで犬を疲れさせ、落ち着いてもらおうと考える

飼い主さんも多いです。

しかし、激しい運動や遊びというのは、ときに犬を興奮させすぎてしまいます。

それが慢性的になると中毒のようになり、逆に疲れしらずのアクティブドッグ

になる可能性がありますので気をつけましょう!

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他にも多数、犬に関しての記事を投稿していますので、もしよければ他の記事も覗いてみてください。(ひと記事は約3、4分で読み終えるぐらいにしています。)

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では!また!!

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