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【ここだけの話】ドッグサロンで必ず言う「お利口でした」の裏側




あなたは、ドッグサロンを利用していますか?



おそらく多くの飼い主さんが利用されていることでしょう♫


では、シャンプーやカットを終わった愛犬をお返しされる時に



トリマー(:グルーマーとも呼びます)さんから、

「お利口でしたよ♫」と言われることはありませんか?



お利口でしたと言われたものの、帰ってきたあとはぐったり

「本当にお利口だったのかしら・・・」とやや心配になる方もいるでしょう。


実際に、他のサロンに通ってた方から、わたしの店にトリミングにきて頂いたお客様に「他のお店で、この子の様子をお聞きしていますか?」と質問すると


一様に「お利口にしてるようです」とおっしゃる。



(ほんまか〜〜?)


本当に、お利口な犬・・というかジッとして動かない犬はいますけどね!



まぁ、

「この子がシャンプー中暴れまわっていましたけど、なんとか無理やり押さえ込んで洗いました!カットの際は噛み付いてくるので、嫌がっていましたが無理やりカラーや口輪をつけました!でもしょうがないですよね!お客様がカットをして欲しいと望んでいますからね!」


「また来て頂くために、お利口でしたというておきます!」


これが、本音だったら嫌ですけど( ̄▽ ̄)





実は、こういう事を繰り返されると、あなたの犬は他人に対して恐怖心や警戒心を持つようになることがあるんだよね。


さらにいうと「飼い主から離れると怖いことが起こる」と関連付けてしまう子もいる。


すると、飼い主が見えなくなっただけで不安になって、吠え続けたり、物を破壊するようになるんだ。いわゆる分離不安ってやつだね。



問題行動の原因は、実はこういった「ドッグサロンでのよくない経験」からきていることもあるんだ。


でも、実際のところドッグサロンで何が行われてるかを、飼い主さんが知ることは難しいよな。



例えば以前、男の人にだけ吠える犬がいたんだけど

飼い主さんには「なんで吠えるようになったんだろう?」と思い当たるふしは特になくて


唯一考えられた点は「ドッグサロンでシャンプーしてくれる人が男の人」だってこと。


だから、もしその人に無理やりシャンプーされてたら、男の人を警戒するようになっても不思議ではないよね。


単純に、社会化不足で男性に慣れてないって可能性もあるけどさ。



とはいえ、ドッグサロンでの経験が、イヌに悪影響を及ぼすことはあるんだ。






聞くところによると

ほとんどのトリマーさんは、実際に無理やりしたいと思っている人は少なくて

オーナーや店長の方針に従ってるって方が大多数みたいなんだ。



オーナーの立場を考えると、従業員を雇って給料や維持費を払わないといけないから

1日に施術する犬の数を増やさないとやっていけないんだよ。


預かる数を減らすとなると、料金をあげなくてはいけなくなるでしょ。

でも、高い料金だと利用者が減るからね。なかなか難しいところだな。


とはいえ、頭数を増やすということはね

1人のトリマーが、何頭もカットしたりシャンプーしたりと忙しくなる。



当然、お返しの時間があるから1頭あたりの時間も限られている。

さらに何かとお客さんからのクレームも多い業種。

「うち可愛い愛犬をさらに可愛くして」ってんだからね。



時間をかけず、綺麗に仕上げ、さらに犬にストレスを与えないようにする


実際、これはかなり難しい!!


そのため、どうしてもどれかを削らないといけないのだ。



一部、別格のベテランのトリマーさんがいますが、そういう方は、基本的に自分のお店をもっているし、料金もお高め。予約も取りずらいのだ。


つまり、それだけ犬にとって貴重な存在ということ


おそらく相当な苦労と経験を積み重ねてきたのだと思います。



とはいえ、ほとんどのトリマーさんは雇われで、安い時給で働いています。

おそらく、犬以上にストレスを抱えながらね



それでも、飼い主さんから求められるレベルが高く、無理やりにでもシャンプーやカットをしなきゃいけない!


そういう内情を、一般の飼い主さんに少しでも知って欲しい!!



噛まれたり、引っ掻かれたりしながらも

「お利口でしたよ」と言って、笑顔であなたの愛犬をお返しする。



その裏には、こういう事情があるんだよね。


































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