なぜ他の犬に吠えるようになるのか?4つの理由


『他の犬(人)に向かって吠える』



これは、犬を飼っている多くの方が抱えているお悩みです。



愛犬と散歩しているときに、他の犬や人を見るだけで「ワンワン!ワンワン!!」

と吠えてしまい、相手に嫌な顔をされたり「しつけがなってないな」と辛いことを言われた経験はないでしょうか?


もしくは、散歩中に吠えてくる犬を見て嫌だなと思ったことはないでしょうか?




もちろん、あなたは吠えるように訓練したわけではありませんよね。


ある時、気付いたら吠えるようになっていた・・・


そういう方がほとんどではないでしょうか。



私が飼っている犬も、散歩中に他の人(特に年配男性)や他の犬(おそらく雄犬)が近づいてくると、吠えることがありました。

今はトレーニングをしたのでだいぶマシにはなりましたが、それでも、ごくたまに吠えてしまうことがあります。


毎日、注意深くトレーニングしてようやくマシになるほど、他の犬(人)に対して吠えることは、それほど犬にとって重要なことなのでしょう。



とはいえ、散歩中に他の犬や人に吠えない犬もいます。




では、なぜ吠えるようになってしまうのでしょうか?



今回は、その理由について解説していきます!



あなたの愛犬にも当てはまることがあるかもしれません。


「うちの子は吠えたことないし〜関係ないわね」

という方も、吠える原因を知っておくことは、今後の予防になるハズです!






他の犬に吠えるようになった理由



他の犬に吠えるようになる理由は、大きく分けると4つあります。


  1. 負の強化

  2. 正の強化

  3. 消去によるフラストレーション

  4. 過剰なストレス



順に説明していきますね。





■負の強化

あなたの犬は、行動によって嫌悪刺激が消失することで、行動が繰り返されているのです。


つまり

吠えることで嫌なことがなくなる、または起こらなくなるから「吠える」ということです。


散歩中に起こる嫌なこととは、主に以下です。



犬にとっての嫌悪刺激となるもの


  • 他の犬の接近、もしくはその行動(飼い主に近づく・目を合わせる・走るなど)

  • 他の犬を連れている人の行動(こちらをジっとみる・見慣れない服装・歩き方など)

  • 飼い主の行動(叱る・リードを強く引く・他の犬に近づける・他の犬を撫でる・おやつをあげるなど)


分かりやすい例でいえば、

過去に他の犬から嫌なことをされた(噛まれる、追いかけられるなど)犬は

その後、吠えることによって、過去に起こった嫌な状況を避けられている、あるいは避けようとしている状態です。



そして、意外と見過ごされがちなのが、

飼い主が他の犬を撫でたり、おやつをあげることが、愛犬にとって苦痛になることもあるのです。


なぜかというと、飼い主の犬への注目や関わりが除去されるからです。(いわゆる嫉妬)


そのため、他の犬を排除しようとして吠えていることもあります。




■正の強化

あなたの犬は、行動の直後に、望ましいことが生じているので吠えています。



つまり

吠えることで、その犬にとって良いことが生じています


散歩中の犬にとって良いものとは、主に以下です。


  • 他の犬への接近(匂いを嗅ぐ、遊ぶなど)

  • 他の犬を連れている人への接近(おやつをもらう、触ってもらうなど)

  • 飼い主の注目(叱責、声かけ)



先ほどの【負の強化】は、嫌なことがなくなることで行動が繰り返されていましたが

こちらは、良いことが発生することで行動が繰り返されるのです。



例えば、他の犬の匂いを嗅ぎたい、遊びたいなど関わりを望んでいる場合、

関われることが強化子となります。〔強化子=行動を増やすもの・こと〕


なので、犬が吠えている状態で他の犬と接触させると、以後他の犬を見ると吠えるようになります。



また、吠えること、それ自体が快感になっている場合もあります。


このような犬は、普段の生活の中で活動の機会が少なく、精神的刺激が少ないことが考えられます。


さらに、飼い主の声かけや叱責が強化子になっている可能性もあります。


犬が吠えたときに「こら!〇〇ちゃん!」などと叱責することありませんか?

それは『飼い主の注目』というご褒美を与えていることになります。


行動の直後に良いことが起こっていため、吠えは繰り返されることになるでしょう。


このような犬は、健全な飼い主からの注目やコミュニケーションが不足していることが要因となっている可能性があります。




■消去によるフラストレーション

あなたの犬は、今まで獲得できていた報酬が、獲得できないことによって生じる、苛立ち、葛藤、怒りによって吠えています。


消去とは、強化子の提示をやめることで、行動を消滅させようとする手続きです。



例えば、他の犬と頻繁に遊ぶ犬は、散歩中に犬を見ると興奮して引っ張ることがあります。

それをやめさせるために、他の犬に接触させないようにすることが消去です。



要するに、消去によるフラストレーションとは

今まで他の犬と遊べていたのに、飼い主がそれを獲得させないことで、犬はイライラする。

その苛立ちが吠える行動を引き起こす



飼い主との関わりが他の犬と関わるよりも価値が低いと、このようなことが起こりやすくなります。





■過剰なストレス

あなたの犬は、生活の中ですでにストレス・レベルが高い状態になっているから吠えています。



つまり、普段の生活の中で

頻繁に叱られていたり、満足に睡眠が取れていなかったり、同居犬と相性が悪いなど

ストレスを多く抱えている犬は、散歩中に他の犬に出会うことで限界となり、他の犬に吠える行動が起きている可能性があります。


人間でも、ストレスの多い環境に置かれると、イライラしやすくなりますよね。


この場合、問題は他の犬ではなく、生活の中にストレス要因が多数存在していることです。


他の犬の存在は、単なるきっかけにすぎません。



(補足)

■身体的問題

あなたの犬は、目が見えづらい・見えない・耳が聞こえづらいなど、身体的な問題によって、吠えている場合があります。


散歩中に他の犬が突然現れたように感じることで、物音や動きに強い反応を起こす可能性があり、それが吠える行動につながることもあります。




いかがだったでしょうか?


他の犬に吠えるようになった理由を4つご紹介いたしました。



もし現在あなたの犬が、他の犬に吠えている場合は、どれか一つだけではなくて

複数の要因が関係していることがほとんどです。



例えば、最初は他の犬に噛まれたことで嫌いになり吠えていたとしても、吠えた後で、あなたが「こら!いけない!」など声かけをしたことが、悪化の要因となっている可能性があります。



このように、過去の経験、精神的な問題、生活環境の問題、飼い主の接し方の問題、身体的な問題など様々な要因が、複雑に絡み合い、犬は「吠える」ことを学習しているということです。




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