🐾犬の性格や印象で行動を決めてしまう危険性
一般的に、飼い主は犬の行動を見た時に
行動の理由を、それを見て感じた自分の印象や考えで決めてしまう傾向にあります。
そのため行動にあった対処ではなく、自分の考えにあった対処を探し、選択することになります。
そこには危険が潜んでいるのです。
例えば、犬の行動を自分の印象や考えで決めてしまうとこうなります。
散歩中に吠えるのは、この犬が”怖がり”だからだ。
飼い主を”守ろうとして”吠えている。
おもちゃを離さないのは”ガンコ”だからだ。
散歩中に引っ張るのは、犬が”リーダーになっている”からだ。
犬に”なめられている”から噛まれるんだ
叱ってもやめないのは、”反抗的な性格”だからだ。
姿が見えなくなると吠えるのは”寂しがり”だからだ。
どうでしょうか?
一見正しいように見えますし、ドッグトレーナーもこのように説明する場合があります。
しかし、これらは行動の理由にはなっていないのが分かりますか?
”怖がり”や”反抗的”というのは、その犬の性格を表しています。
性格とは、観察して複数の行動を一括りにし、そこに貼ったラベルです。
ラベルは、刺激ではないため行動の理由にはなりません。
また、”リーダーになっている”や”なめられている”というのは内なる考えであり、もしそうであっても『なぜリーダーになっていると言えるのか?』を客観的に証明することができません。
犬の行動を”反抗的な性格だから”と判断してしまうと、嫌悪刺激(怒鳴ったり叱る)を使用し、犬の行動を変えようとする可能性が高くなり
さらに「エナジー」や「オーラ」といった目に見えないスピリチュアルに頼って、犬の行動を変えようとする危険性もあるでしょう。
🐾犬の行動は環境がなければ起きない
犬の行動を理解するためには、客観的に調べることができることに目を向けなければいけません。
行動をいいか悪いかで考えていると、犬のニーズを満たすことはできないのです。
犬の散歩中にあなたが引っ張られてしまうのは、立ち止まった犬を引っ張って無理に歩かせようとしたからかもしれませんし、嫌な刺激から遠ざかろうとしているだけかもしれません。
そこに「エナジー」や「リーダー的要素」「毅然とした態度」は関係ありません。
【環境からの刺激に対して、行動した結果、その犬の環境はどう変化したか?】
犬の行動を理解するときには、これが大事です。
要するに、他の犬という刺激があり、吠えた結果、他の犬が消えた。
他の犬が嫌悪刺激であれば、同じ環境になったとき再び同じ行動をとる。
他の犬と接触したくて吠えているなら、吠えて他の犬が消えてしまうと吠えなくなる・・・という感じです。
行動の理由を、犬の性格や自分が感じたことで判断せずに、目に見える事象で
理解しようとすると、もっと愛犬のことがわかるようになるはずです^ ^
==================================
いつも読んで頂きありがとうございます!
【いいね】や【コメント】も頂けるとよりいっそう励みになります♫
他にも多数、犬に関しての記事を投稿していますので、もしよければ他の記事も覗いてみてください。(ひと記事は約3、4分で読み終えるぐらいにしています。)
あなたのドッグライフのお役に立てれば幸いです( ^∀^)
では!また!!
Commentaires