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『危険なドッグラン』への安全な入り方


ドッグラン


高速道路のサービスエリア、公園内、犬と一緒に泊まれる施設など

多くの場所にドッグランがあり、利用している方も多いことでしょう。


ドッグランは、犬がノーリードで元気に走る姿や、他の犬と楽しそうに遊ぶ姿を見られて、

楽しい空間ですよね。


外ではリードをつけられ行動が制限されていることが多い犬たちにとって、

リフレッシュさせてあげることができます。


「えー!うちの犬こんなに走るの速かったの!?w」と新たな発見もあることでしょう!


ドッグランで走り疲れて、満足そうに寝ている愛犬の姿を見て、幸せな気持ちになる飼い主さんも多いと思います。



しかし、ドッグランは良い事ばかりとは言えません・・





どうも、こんにちは!悠さんです!


犬を飼ったら、一度は訪れてみたいドッグラン。



犬を飼う前はサービスエリアのドッグランなど、見向きもしなかったのに

飼い始めてからは、「ドッグラン」の看板に敏感に反応するようになってしまったのではないでしょうか?w





さて


「今度ドッグランに連れていこうと思うのですが、なにか気をつけておくことってありますか?」


ドッグトレーナーをしていると、このような質問をたびたび受けます。



それに対して私は


「あえて行くような所ではないですよ」


とお答えしています。




なぜかというと理由は、主に2つです。


①ドッグランという環境は、犬にとってストレスが多い。

②犬のボディランゲージを読める飼い主は少ない。



不特定多数の見知らぬ犬同士が集まる状況というのは、慣れていない犬にとっては、とてもストレスになります。






子犬の時から、そのような状況に徐々に慣らした犬や、他犬を気にしないような性格の犬ならば、ある程度大丈夫かもしれませんが、そのような犬はあまりいません。




例えば、愛犬をドッグラン内に入れた際

あなたの足元から離れないようならば、愛犬はその状況に対して

不安があったりや緊張をしていることになります。



さらに、そのような心理状態の中

他犬があなたのそばにやってきたとしたら、おそらく愛犬はもっと怖がるか

相手の犬を攻撃しようとするでしょう。



飼い主の足元は、愛犬にとっては、大事な安全地帯ですので

必死で守ろうとするからです。



それなのに、他犬に攻撃した愛犬を、あなたが叱るようなことがあれば

もう最悪です。



そうなれば、犬との関係は悪化するでしょう。




仮に馴染みのドッグランで、知っている犬ばかりが集まるのなら、犬にとって楽しい時間となります。



しかし、誰でも自由に使えるようなドッグランでは、得られるリターンより

リスクの方が多いのです。


犬は3匹以上集まると、ある1匹だけを2匹でいじめることがあります。

馴染みの犬たちであれば、それば遊びの一種であると理解できる可能性がありますが


初めて会う犬から、そのような経験を受けてしまったら、他の犬を怖がるようになってしまうリスクがあります。





犬の専門家でない限り、一般の飼い主さんが、ボディランゲージから犬の感情を読み解くことは難しく



ドッグランに集まった人たちが、それぞれ違った解釈してしまうことがあります。


例えば↑のような状況になった際に、


それを見て「楽しそうに遊んでいる」と勘違いしてしまうことです。

実際には、愛犬は他の2匹から逃げているにもかかわらずに・・・



飼い主は、助けに入るべきところを、笑って眺めて

いざ喧嘩になった時に、慌てて止めに入る。


そんな光景をよく見かけます。




そういう事態に陥った結果、

その後、他犬を見ると警戒心が高くなり、吠えるようになってしまうことがあります。





「それでも行ってみたい」



そういう飼い主さんもいると思いますので、ドッグランを安全に使うための方法をお伝えします。



有料のドッグランで、ドッグトレーナーが監視してくれる所ならば、特に問題はないと思います。

若犬の社会化が目的であれば、有料の施設をお勧めします。


というのも、有料であれば常連の犬が多く、他の飼い主さん同士で交流があり

個々の犬の性格を共有していることが多いからです。



問題は、無料のドッグランですね。


トレーナー等が管理している場合、問題は少ないと思いますが、そういう人もいないのなら、飼い主さん同士が愛犬をしっかりと管理しなければいけません



①あなたが先にドッグランにいる場合


よその犬がランの入り口に近づいてくるのが見えたら、必ずリードをつけましょう。


入ってくる前にフェンス越しで匂いを嗅がせてあげましょう。


そこでどちらかが吠えたり怖がったりしているようでしたら、無理に接触を持たず、

ドッグランから出て、次の人に譲ってあげましょう。


ちゃんと落ち着いてお互いの匂いを嗅ぎあえたら、次はランの中でお互いにリードをつけて接触させてみましょう。


そこでなにも無ければ、はじめてリードをとってあげる。

めんどくさいですが、実はこの一連のプロセスがとても大事ですね。





②あなたがドッグランに後から入る場合


よその犬が先にランで遊んでいる場合は、フェンスの外をウロウロして必ず様子見。


中の犬たちがこちらに気づいて近づいてくると思います。

そうしたら、フェンス越しに匂いを嗅がせて、問題がないようなら

後は①と一緒です。


そのランの中は、すでに遊んでいる犬たちの縄張りになっています。

例えば、あなたがカラオケルームで友達と楽しく過ごしている所に、突然他人が入ってきたら警戒しますよね?



いきなり愛犬を放り込んで「ほ~れ、遊んでこ~い」なんてことをすると、中で遊んでいた犬たちから一斉に攻撃される可能性があります。


大型・小型の区別がない所では、自分の犬と同じサイズの犬が遊んでいる場合のみ利用すること

相手の飼い主さんが「うちの子は大丈夫ですよ~」と言っていても、絶対に信用せず、しっかりと相手の犬と自分の犬の見てから判断しましょう。


大切なことは、少しでも不安なら入るのは止めて、その辺をブラブラ散歩しながら

ドッグランが空くのを待つ。(散歩でも犬にとっては十分楽しいことですからね)



愛犬を危険から守れるのも、危険に晒すのも、あなたの管理次第ですね!







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