イヌの相談事を受けていて、最近、思うようになったこと。
あなたの愛犬は、あなたにとってして欲しくない行動をとりますか?
「あ〜だれかー、なんとかしてくれー!治してくれー」
「そうだ!ドッグトレーナーに相談して治してもらおう!うん!それがいい!」
わたしの元にも、とてもありがたいことに
愛犬のさまざまなご相談を頂きます。
ですが、最近思うのは
『問題行動をなおす』
よりも
『問題行動が起こる状況を如何につくらないか』
と考える方が良いのではないか?
ということです。
(ここではあくまで便宜上、問題行動と呼びます)
そもそも、イヌの行動っていうのは、ほとんどが正常な範囲であって
飼われている生活環境によって、問題とされているだけ。
マンションで飼育されているイヌの吠え声は、隣、上下の部屋の住人に迷惑をかける可能性が高いから
もし、そのような環境でイヌを飼っていたら、吠える犬は悩ましいかも。
「周りに迷惑かけてないかな…」
「うるさいって思われてるんじゃ」
心配症な方なら、マンションでイヌを飼うのは大変かもしれません。
一方で、周りに住宅が少ないところだろ
イヌの吠え声は、むしろ喜ばれることもあります。
例えば、熊や猪、鹿を追い払ってくれたり
家から離れて畑仕事してるときに、イヌが吠えて来客を知らせてくれたりと
吠える犬ほど
「この子は優秀だな!」と重宝されるわけですよ。
これが、本来のイヌの役目でもあり
人はイヌに助けてもらいながら、今の文明を築いていったはずです。
また
子犬の相談で多い
いわゆる『甘噛み』。
毎月と言っていいほど、必ず相談されます。
まさに、ドッグトレーナーになるための登竜門的な、この甘噛み相談
ネットには、
「甘噛みをさせると、人を咬むようになる」
というネガティヴ情報があふれ
(間違っているわけではありませんが、甘噛みしようがしまいが、間違った躾をすると咬むようにはなります)
それを見て、心配になった飼い主さんが、
「甘噛みの治し方を教えてください!」となるわけです。
「治し方と言われても、それが正常な行動ですけど…?」
というのが、わたしの率直な感想です。
よほど、間違った対応をしなければ
1歳過ぎ頃には、だんだんとしなくなるのが普通です。
以前は、ハウツー的に「こうしたら良いですよ」
とアドバイスさせて頂くことが多かったのですが
最近では、
これってなんか変やな
と思うようになってきたのである
そもそも、甘噛みは
"噛む力加減"を学ぶために設けられた、子犬特有の行動の一つです。
群れで生活する犬科動物は、仲間を傷つけないように、力加減を学ぶ必要があります。
それは、加減もわからず、いちいち身内で傷つけあっていては、生存に関わってくるからですね。
なので、本来は
甘噛みを全くさせないというのは、不自然なことです。
そういう訳で、わたしは
治すというよりもその状況をいかに作らないか。
これが、大事だと思っています。
「じゃあ、具体的にどうすんの?」と思うかもしれませんね
例えば、興奮してテンションが上がった子犬は、甘噛みが強くなりガチです。
遊んでいる最中や、帰宅時、餌の時など
子犬が興奮するシーンは、以外と限定されています。
そういう時は、近づかないのが無難です。
何もせず、子犬の気分が落ち着くまで待てばいいだけです。
その際、サークルやケージに入れて落ち着かせようと考えていませんか?
それをすると、ケージの中で「だせーー!」と言って吠えるかもしれませんよ。
それよりも、あなたが他の部屋に移動し、
頃合いを見て、子犬のそばに行ってあげる方が良いでしょう。
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