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【新常識】犬を預ける前のお預かり練習

こんにちは!ドッグトレーナー兼グルーマーのあきです!

今回は前回お話しさせて頂いたお預かりの練習について詳しく書いていきたいと思います。

前回の記事をまだ見てないという方は是非前の記事に戻ってそちらも合わせてご覧ください^^

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■初めての所はたいてい緊張する


前回のお話の続きですが、

預けられ慣れていないワンちゃんは初めての保育園に通いたくない子供と同じような状態の子もいます。


初めての場所が苦手、家族以外の人が苦手、他のワンちゃんが苦手、飼い主と離れたくない、そこで何が起きるか分からない、怖いことが起こるかもしれない、予測ができないから怖い等、大抵ワンちゃんの心情はこのような場合が多いと感じます。



もちろん初めは怖がっていたワンちゃんでも来てくれるごとに慣れていってそのうち落ち着くワンちゃんもいます。


しかし、慣れるまでの間はずっと怖い思いをさせてしまうこともあるかもしれません。


それはこちらが何かその子に対して嫌なことや怖いことを行ったとかではなく、

そもそもその環境で過ごすことが怖いワンちゃんもいるのです。


いつものお家じゃない、他のワンちゃんの吠え声が怖い、そもそも他の犬の存在が怖い、他の犬や家族以外の人と一緒に過ごすことにまだ抵抗がある、飼い主がいないと自信がなくなるなど


そういったワンちゃんやうちの子大丈夫かな?と預けることに不安を感じていらっしゃる飼い主さん。

ワンちゃんが平気でも人側がワンちゃんを預けることに対して不安を感じていると

ワンちゃんも不安が移ってしまうということもあります。


そういう時には是非お預かりの練習をご利用頂きたいです!



■20分だけ頑張ってみる


ほとんどのワンちゃんは3、4回ほどお預かりの練習をすると

「大好きな飼い主さんもちゃんとお迎えに来てくれるし、おいしいおやつももらえるし、

なんかいいかも!ここ!」という風に安心してどんどんお家で過ごしている時みたいな自然な振る舞いを見せてくれます^^


定期的にお預けしてくださる飼い主様のワンちゃんは「ここ大好き!帰りたくない」と帰るのを嫌がる子もいます笑


お預かりの練習としては、不安なワンちゃんにとってハードルが低いのは20分程度のお預かりからスタートしてみるです。


もちろん、ワンちゃんの性格や今までの経験などにより「20分も飼い主と離れるなんて信じられない!」と吠えてしまうワンちゃんも実際いてます。あまりにも緊張が強かったり、異常な行動が出ている場合はすぐにお迎えに来て頂くよう連絡を入れさせて頂く場合もありますが、大抵の場合20分くらいなら、最初は飼い主さんを気にしていたり、ソワソワしていたとしても次第に匂いを嗅ぎ出したり、場所を確認するなど落ち着いた行動を起こすことがあります。その落ち着いた状態のタイミングで飼い主さんが迎えに来てもらえると、一番良い状態でワンちゃんが学習することができます(吠えたり、扉をガリガリしなくても飼い主はstyんと迎えに来てくれるんだね!といった感じです)ワンちゃんは経験により物事を学習していく高等動物なのです。



■何もしない・何もされない


飼い主さん的には「もっと長時間の方が慣れてくれるのでは?なんなら長期のお泊まりをご希望される方は本番のホテルの前にお試しで一泊させた方が良いかしら?」


という様なご相談されることもあるのですが、ワンちゃんにとって重要なのは飼い主がどうすれば迎えに来てくれるか、いつ迎えに来てくれるのかを知ること、行った先で怖いことが何も起こらなかったかなのです。



飼い主さんが迎えにくるまで何時間も吠えている子やドアをガリガリする子、ゲージに入れても落ち着いていることができず、脱走を試みようとする子も時にはいたりします。

それは吠えれば飼い主さんは帰ってくるだろう、帰ってくるかもしれないそういった思いから吠えているかもしれません。


何もしなくてもそのうち帰ってくるだろうからここにいる人たちと遊んで待っていよう、寝て待ってようと思えるようなポジティブな経験を持っているわんこさんたちは特に飼い主さんのことは気にせず待っていられると思いますが、何か行動を起こさないと飼い主がいつ迎えに来るか分からないから、飼い主が帰ってくるようなアクションを起こそうと頑張ろうとするという訳なのです。ワンちゃんは本当に健気で頑張り屋さんですよね。


それで吠えたり、ガリガリする度にその行動をより経験させてしまうことになるのです。


なのでそういった子たちに対するアプローチは飼い主さんはちゃんとお迎えに来るということを経験として、吠える行動や扉をガリガリする行動が出る前にお迎えに来てもらわないといけなくなってくるのです。




行った先で怖いことが起こらない


こちらが特に何もしなくても、他のワンちゃんや人がそもそも怖い、苦手という子に対して何も怖いことはされなかった、怖い対象のものが近づいて来なかったという経験はその子にとってこれからの生涯にかけても本当に大事なことなのです。


だからお預かりで大切なことはまず何もしないこと、その子のパーソナルスペースを脅かさないことだと思っております。



そこをクリアして初めてその子が寄ってきてくれたりなどのコミュニケーションが行われるのです。


飼い主さん的にはうちの子に何もしてくれなかった、せっかく預けたのに遊んでくれなかった等思われるかもしれませんが、そうではないのです。


「その子その子一頭一頭で全く違うので、その子に合わせてその子が今一番必要なものを提供しておりますよ」ということなのです。



もちろん苦手具合も全く違いますし、少し不安だな、一緒に遊べるかなくらいのワンちゃんだと他のワンちゃんと合わせて自信をつけてもらうこともありますし、本当にワンちゃんにあ合わせてのオーダーメイドです。


ドッグハウス〜悠〜ではプロのドッグトレーナーが2名在籍しておりますので、是非プロにお任せ下さい^^



もちろん1回では慣れない場合もあるので、

3〜4回位ホテル前までにおやつをもって短時間だけ遊びに来てもらえると、

より安心ですし、もっとワンちゃんにとってお店が行くと嬉しい楽しい大好き♪な場所になりやすいです^^


ホテルを利用することなんて一生ない!と思われる方でも

ワンちゃんの嬉しい、楽しい、大好きそして飼い主様も安心!な預けられる場所が増えるといいと思いませんか?


急な冠婚葬祭やご病気、怪我、震災など誰にでも起こりうることです。

今から預かりの経験を増やしてご愛犬のストレスを減らすために一緒にサポートさせてください。





♯犬の福祉向上

♯犬のストレス軽減



 
 
 

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